手刻み(20151221)

つい先日、営繕を計画中のお宅を訪問してきました。

雨漏りが少しあり、天井のベニヤ板の一部に穴が開いていたところがあり、覗いてみると当時の大工さんの仕事を見ることが出来ました。


木造軸組構法の骨組みとなる構造材を現場で組み建てる前の準備として大きく分けて、プレカットと言われる工場での機械加工と大工職人による手刻みの二つがあります。

ずっと昔、プレカットが無い時代は、大工職が墨付けをして、鑿や鋸などを使い手刻みが当たり前でしたが、工期の短縮や、大工職の減少などにより、工場での機械加工が増えてきて、現在では8割を超えるそうです。


見せていただいたお家は、およそ30年前に住宅会社で建てられた建物ですが、当時は工場による機械加工は無い時代で、大工職による手刻みの仕事でした。

機械加工が進んで精度が向上しているものの、木材の癖を読んだり、ちょっと工夫をした加工をする事が難しかったりするのですが、木の家だけに気を使った仕事の跡が見られました。

丸太の梁も掛かっていました。

時間の経過による乾燥収縮によるボルトの緩みはあったものの、ねじ山はしっかり出ていました。

ボルトの緩み

 

プレカット(工場での機械加工)、手刻みのそれぞれ良い点もありますが、プレカットには木の家づくりでの大事な木の癖を読む事ができませんし、ボルトや金物はつけますが、金物だけで持たせず、木組+金物でより強い建物になるような工夫を取り入れることも可能です。

文章だけじゃ、なかなか上手く説明できませんね(汗)

小坂建築は、プレカットもしますが、手刻みの良さを仕事を通じて伝えていけられればと思ってます。

おしまい

 

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